パートナーが浮気していることを知ってしまった。ショックな気持ちから、どうしても職場に伝えたい、浮気相手の家族に知らせなければ気が済まない。そう考えてしまうのも仕方がありません。
一方で、自分が浮気相手の場合には、本命の奥さんや彼女に、彼の浮気を密告したいという気持ちになることもあるでしょう。
しかし、浮気を密告する場合、やり方によっては名誉毀損などに該当することもあります。また、自分を特定されることで不利な立場に立ってしまうなど、密告した側にも大きなリスクがあります。
そのため、どうしても密告を行いたい場合には、慎重に行わなくてはなりません。
浮気行為を密告する方法として適している方法や、密告で注意すべきことなどを事前に勉強しておきましょう。
匿名性の高い浮気の密告方法
相手が浮気していることを匿名でバラしたい場合、直接バラしたい相手に会って伝えるわけにはいきません。さらに、自分の声を知られてしまうので、電話で伝えることもNGです。
匿名で密告する場合には、送り主を特定することが難しい手紙が無難です。また、代行業者に依頼をするという方法もあります。
手紙で送る
まず、どの手段で密告をしても、内容などから差出人が特定される可能があることを頭に入れておくべきです。そのリスクを踏まえ、それでも密告をしたい場合、メールや電話よりも手紙の方が差出人の特定が難しいために適切です。
手紙で送る場合、差出人の名前を書かずに送付することができますし、手書きではなくPCで文章を作成すれば筆跡からの特定もできません。また、自分の住んでいる場所から遠く離れた場所から投函すれば、消印から差出人を推測されることも難しいです。
浮気の事実を伝えるためには、手紙を受け取った人が浮気の事実を信じるような内容を書かなくてはなりません。
しかし、あなたにしかわからないような内容や、あまりに詳細な内容を書いてしまうと、差出人があなたであると特定されてしまうので注意が必要です。
差出人があなただとバレない程度に、浮気に関する詳細な内容を書きましょう。証拠写真があればベストですが、ない場合には、2人が良く行くデートコースやホテル、良く会う曜日などを記載するようにすると良いでしょう。
電話代行業者に依頼する
浮気を匿名で密告したい場合、電話代行業者に依頼をするという方法もあります。
代行業者によっては、匿名での電話や特定の人物へのなりすましなど、こちらの要望を踏まえた方法で電話をしてくれます。
もちろん、代行を依頼するためのお金はかかりますが、最も匿名性が高いため、自分だと特定される可能性をできるだけ下げたいのであれば、代行業者の利用を考えても良いでしょう。
密告の失敗例と注意すべき点
密告を行う場合、気をつけないと法律的にあなた側に問題が発生し、不利になるケースがあります。また、密告の内容によっては、あなただと特定されてしまうなど、様々なリスクがあります。
浮気の密告をする場合、起こりうるリスクを把握した上で、しっかりと準備をして進めることが大切です。
証拠もなく密告してしまうと違法に
浮気の密告を行う場合には、きちんとした証拠を取った上で行動に移すようにしましょう。事実を証明できない状態で密告を行ってしまい、相手が社会的信用を失ったり、家庭が崩壊してしまった場合、あなたが名誉毀損で訴えられることがあります。
また、住所や名前などの個人情報を不特定多数の人にバラまいてしまった場合、個人情報保護法の観点でも問題が発生します。
自分が不利にならないよう、密告を行う際にはしっかりとした証拠をつかんだ上で行動を起こしましょう。さらに、不特定多数の人にむやみやたらと個人情報を漏らすようなこともしてはいけません。
余計な情報まで伝えないよう注意
密告を行う際、その内容にも細心の注意を払うようにしてください。内容に詳細がないと、密告を受けた人が不倫をしている事実を信じず、いたずらだと捉えてしまうこともあります。しかし、密告者しか知らないような内容を伝えてしまうと、密告者があなただとすぐに特定されてしまう恐れがあります。
あなただとバレない内容、かつ不倫をしていることをしっかりと伝えられるラインを見極めて密告を行う必要があります。
密告前にプロに浮気調査を依頼して事実確認
リスクを減らした上で、密告を成功させるためには、第三者が見ても浮気だと断言できるような証拠を得ておく必要があります。証拠を取るためには、プロの探偵に依頼をすることが1番早く、確実性が高いです。
プロの調査ではどのような浮気の証拠が取れるのか、気になる費用や流れを解説します。
プロの調査で手に入る浮気の証拠とは
浮気の証拠は、不貞行為があったことが示せるかどうかが重要なポイントになります。
特定の異性との頻繁な連絡のやりとりや、2人きりで食事に行ったことなどでは不貞行為があったとまでは言えず、浮気の証拠となりません。そのため、自分だけで明確な証拠を掴むことは難易度が高いと言えます。
一方、プロの調査では、以下に紹介するような不貞行為を証明できる有力な証拠を得ることができます。
【法的に効力のある証拠の一例】
- 3回以上のラブホテルへの出入り写真
- 40分以上のラブホテルでの滞在時間、もしくは5回以上の相手の家への出入り写真
1.ラブホテルに出入りする写真や動画
異性とラブホテルに出入りしていることが証明できれば、不貞行為があったことを立証する証拠としてとても有力です。特に同じ異性と複数回利用していることが写真や動画で撮れた場合には、浮気の強い証拠となります。
自分でこのような現場をカメラにおさえるのは、手間も時間もかかり難しいですが、プロに依頼をすることで、証拠として手に入れることができます。
2.浮気相手の自宅へ出入りしている写真や動画
ラブホテルの滞在だけではなく浮気相手の自宅へ出入りしている写真や動画も、不貞行為の証拠として有力です。
しかし、目的が明確であるラブホテルよりも、浮気相手の自宅への出入りは浮気の証拠として弱いと見なされがちです。5回以上の出入りが証明できればより強い浮気の証拠となるとされていますが、個別のケースにもよりますので、依頼をする探偵社と相談しながら証拠を集めて下さい。
3.尾行調査の調査報告書
プロに依頼した場合、ラブホテルや浮気相手の家の出入りなどの証拠になる写真の加え、パートナーがどのように行動し、どこに出入りしていたかをまとめた調査報告書を受け取ることができます。
調査結果は、時系列に細かくまとめられているほか、浮気相手の特徴なども事細かに記載されているため、動かぬ証拠として提示することができます。離婚裁判などでも有効な証拠として提出できる書類です。
浮気調査にかかる費用に注意
プロの探偵社に浮気調査を依頼すると、黒の場合には、高い確率で証拠を得ることができます。しかし、費用がかかることを忘れてはいけません。
探偵社に支払う費用の内訳は、人件費、交通費などの調査の実費などです。その中でも人件費が高く、尾行を行う場合には、【人数×一人あたりの時給×時間】で決まり、それに調査の実費などが加えられて費用が決まります。確実性の高い証拠を得るためには、数十万円の費用が必要となると考えておいて下さい。さらに、浮気調査が長引くほど料金も高くなっていくことに注意が必要です。
確実な証拠が掴めるか分からないのに高額な費用を払うことに不満がある場合は、数は多くありませんが、成果報酬制度を採用している探偵社を探して依頼をすることをおすすめします。
システム | 成功報酬プラン | 時間制プラン | パックプラン |
費用相場 | 35~60万円 | 20~30万円 | 30~100万円 |
内容 | 着手金+成功報酬+諸経費 | 調査員1人あたりの単価×調査時間×調査員の人数 | いわゆる定額プラン |
メリット | 証拠を押さえられなかった場合には、成功報酬を支払はなくてよい点。 | 調査員の人数を絞ったり、調査時間を短縮することで費用を抑えられる。 | 長期間の調査を行う場合には他のプランと比較すると、全体の費用や調査員1人あたりの単価は安くなっている。 |
デメリット | 着手金と諸経費は必ず支払わなくてはならない点。 | 調査員1人あたりの単価は他のプランと比べると高めに設定されており、場合によっては高額となることも。 | キャンセルを行った場合に返金するのかどうかでトラブルになったり、行うのが短時間の調査であるのなら損になってしまう。 |
依頼から証拠を掴むまでの流れ
浮気の密告のため、プロの探偵社に浮気調査を依頼しようかと考えている人は、浮気調査の流れについて気になるのではないでしょうか。
ここでは、浮気調査の一般的な流れを解説します。依頼から証拠を得るまでの流れを解説します。
浮気調査の流れ | |
1.問合せ | メールや電話などで問い合わせを行う |
2.面談 | 予約をした上で面談し、契約するプランや調査内容について話し合う |
3.契約を交わす | 提示された料金と条件などに納得したのであれば契約を行う |
4.調査を行う | 調査員がパートナーの動向を契約に従い調査する |
5.中間報告 | 調査がどの程度進んでいるのか、証拠が得られたなどを依頼者に報告する |
6.調査結果の報告 | 得られた証拠があれば依頼者に提示するなど、調査の最終的な報告を行う |
1.相談と見積もり
浮気調査の入り口は、初回無料相談から始まります。無料相談は電話での対応となっている探偵社も多く、気軽に相談することができます。まずは、無料相談にて、浮気の可能性や浮気調査の必要性、どれくらいの費用がかかるのかについて探偵社に確認します。
無料相談を利用した上で、その探偵社に依頼したいと感じたのであれば、対面相談へ進みます。実際に探偵社に赴き、より詳細な話をした上で調査の計画や費用の見積もりを立ててもらいます。
費用の見積もりを受け取る際には、今後追加料金がかかるのか、かかる場合にはどのようなケースでどれくらいの金額になるのかなど、詳細を確認しておくことが必要です。
調査が難航する場合、最終的な金額が、はじめに出してもらった見積もりよりも、値段が上がるケースもあります。高額になりがちな浮気調査の費用なので、最初にしっかりと費用の内訳や仕組みを確認することをお勧めします。
2.調査前の情報提供
実際に浮気調査を始める前に、依頼者側から調査対象の人物についての情報提供を行います。探偵者は依頼者から得た情報を元に、念密な計画を立ててから調査を実行します。
勤務地や勤務時間、いつも乗っている電車、何曜日に浮気相手と会っている可能性が高いかなど、調査人物の普段の行動について知っている情報をできるだけ詳細に伝えて下さい。情報量が多ければ多いほど、探偵者の浮気調査がスムーズに進みます。
3.調査開始&中間報告
実際に調査が開始されると、事前に立てた計画の元、探偵が調査対象の人物の尾行や張り込みなどを行い浮気の証拠を探します。
依頼者には調査の都度「中間報告」が行われます。どのような調査によって、いつ、どんなことがわかったのか、証拠となる写真や動画が撮れたのかなどを報告します。
浮気の証拠として有力なものを得るために、何週間も尾行や張り込みを行い、浮気と決定づけられる写真や動画が複数回撮れるまで調査を続けることもあります。
4.調査終了&調査報告書をもらう
調査がすべて完了したら、依頼人は調査結果の内容を書類にまとめた調査報告書を受け取ることになります。浮気の現場をおさえた写真や動画などは、DVDやファイル形式で渡される場合もあります。
報告書の内容は、「何月何日何時にどこで浮気相手と会っていた」「何時に建物から出た」などかなり詳細なものとなっています。調査報告書は、法律上、有力な証拠が取れているかどうかもしっかり確認して手渡されます。
また、調査結果を受けて必要な場合には、弁護士やカウンセラーなどの専門家を紹介してくれる探偵者もあります。浮気の密告に使いたい場合には、目的を伝えてどのようにすればベストかを相談してみると良いです。